しばらく機関庫の中を見学したあと６号機の牽く土山線の混合列車の発車を見送る。最後尾に車掌車兼用の客車をくっつけた列車編成は、機関車がＤＬに替わっただけで鉄道廃止まで続いた。

足回り分解整備中だった５号機。

別府鉄道　1963(s38)年12月20日

　実家から引揚げてきたもう一冊のアルバムには大学に入ってから見た鉄道の写真がある程度組写真風にまとめてある。
　その最初がこの別府鉄道で、友人たちと九州旅行に向かう途中に立寄ったものである。現地集合にしたのだろう、一人であちこち立寄りながら九州へ向かった。
　別府鉄道を始めてみたのは中三の時で、これが２回目の訪問だった。このあと片上、下津井、岡山臨港、井笠などを見て九州へ入った。九州では完全に鉄分抜きの観光地めぐりだった。

古典客車改造の無番号車。

オープンデッキのハフ7。

この日運用に使われていたハフ６。

車庫の側線にあったハフ5。

２軸ガソリンカーと１号機。

田圃の中に駅舎だけがある、別府港駅。

高砂線の接続駅である野口へ向かう気動車を見送る。