積荷のトーフは軽く荷重はたいしたことないはずだが、通り過ぎる列車の横に立っていると足元の地面が上下にゆさゆさと揺れる。それも半端じゃない、まるでプリンのようにふわふわの地面なのだ。
　

直角に折れた軌道は約1キロ北上し、再び直角に折れて東へ向かっている。

併用軌道から直角に折れて北上していく。道路が上下に揺れる。

ここは最終製品まで一貫加工している大工場だった。

日本で販売している製品。

　トーフを原料とする製品は園芸用の土壌で日本でもピートモスという名でホームセンターで売っている。近所で見つけたものはＢ4サイズほどの袋入りで268円。ただ原産地表示がなくどこのものか不明である。

　工場の裏口から続く軌道に沿って未舗装の並木道を東へ走っていったら工場へ戻る列車とすれ違った。さらに1キロも車を走らせたあたりで軌道は左へ90度向きを変え、湿原の中をまっすぐ北上していく。並行道路がなく車でこれ以上入って行くのは不可能だった。

Muenster Torf und Humuswerk