高校1年から2年になった春休み、私は初めて2泊3日の一人旅で北陸を一周した。家族と一緒の温泉旅行のあと、福井と金沢のユースホステルで泊まって長岡から上越線で横浜の自宅へ戻った。
　当時、北陸線の沿線には小さな私鉄がいくつもあってそれを順番に見てまわった。軽便規格の鉄道は尾小屋のあと頚城と栃尾をみた。
　このとき撮影したネガはスキャンしたあと酢酸症候群の症状になりストロー状に丸まってしまった。数年前にスキャンしておいたのがせめてもの救い。

小松の駅から少し歩いたところへやって来たのは混合列車だった。

尾小屋の蒸機は立山重工製でちょっとがっかりした。

写真を撮って小松駅へ戻ると二軸客車を入換えているところだった。