さすがドイツ、無人駅でも時計の針は正確だ。

終点の一つ手前マルター駅、駅舎の右下には湖面が広がっている、はず。

鬱蒼とした森の中ばかりを走ってきたが…

　レストアしたばかりなのか塗りたてのピカピカでまだ標記も書き込まれていない貨車がいた。

左の大きいほうはトイレ（当然鍵がかかっている）、小さいほうは何の倉庫？

　フライタールを出てからずっとヴァイセリッツ川沿いの森の中を走ってきたが、車窓の景色が広がりを見せるようになると列車はダム湖の横に出て右手に明るい湖水を見ながら進む。

ボランティアの人たちが塗ったばかりなのだろう、まだ標記が入っていない貨車。こうして見るとドイツの貨車もちょっとアメリカンの香りがする。

一転明るいダム湖の横になる。

サイファーズドルフの駅を過ぎると車窓が広がってくる。