日間賀島の西里集落を歩く

　日間賀島には西と東に似たような集落があって、西港に面しているのが西里である。

　この島も昔からの道は狭い。西里集落を貫いて東へ向かうこの道が、東里集落へ通じるメインストリートだったに違いない。

路地のような狭い道に面した日間賀島郵便局。

　船着場に高速船の事務所はなく向かいの土産物屋が乗船券売場。篠島はフェリー埠頭も兼ねているためか待合室を備えた事務所がある。もっとも篠島の船着場には一軒の土産物屋もなかった。

船着場の前にある土産物屋が乗船券売場。

　東へ向かう道に面した観光客相手の干物製造直売店。店先には凧のような干しタコが風に揺れ、子供たちが向かいの倉庫へパレットを運んでいた。

　集落の道はまるで巨大迷路のよう。それもＹ字路、Ｔ字路、行き止まりの狭い道ばかり。
　行き当たりばったりに歩いていると突然、スーパーマーケット？、こんなところに薬局？というような店舗が現れる。

西里集落へ入っていく道に面した店舗。

西港に隣接したサンセットビーチ海水浴場。

　西港の船着場と集落の間に島を一周する車道があって片側に旅館や土産物屋が並んでいる。
　明らかに埋立地で二筋ほど裏手の狭い道に沿って堤防の跡が残っている。この道が昔の海岸道路だったに違いない。

島の中央を東西に貫くかつてのメインストリート。

凧のような干しタコ、一枚1,000円くらい。

お手伝い中の島の子供たち。

スーパーマーケット？それとも今風よろず屋？

路地の奥の奥にあった薬店。

タコの島だがイカが干してあった。

旅館や土産物屋の並ぶ道路の裏手に昔の堤防が残る。