ASDとはエイグル・ルセペ・レディアブルレの略で、ル・セペという山の村を経てレ・ディアブルレという高原リゾート地へ向かう鉄道である。
　ラック区間はなく全線粘着式で、距離が22kmと長いわりに高低差は700mしかない。その代わりというかエイグル城をかすめて山道にかかるあたりはオメガループの連続である。
　この線も朝6時から夜22時まで1時間ごとに動いている。沿線がほとんど深い山の中で人家も少ないせいか、３私鉄の中では乗降客がもっとも少ない。

AL線と違って裏通りを行く

ブドウ畑の間を上がってきた電車は…　　　　　　　　　　　　　　私の目の前を通過して　　　　　　　　このカーブで左へ180度向きを変え…上の写真の位置へ

左端はPlace-du-Marche停留所の待合室

のどかな併用軌道を走る電車はASDだけである

ダブルオメガループの中段を行く電車。電車はこのあとさらに右へ180度向きを変え尾根の向こうへ消えていく。