ブロネイから戻ってきた日曜日午前の蒸気列車。

　車両展示場で仕立てられた蒸気列車は客車を先頭にしずしずと本線に進入した後、バック運転の機関車を先頭にブロネイへ向かう。この列車はシャンビーへは行かなかった。
　40分後、今度は機関車が正位で戻ってきた。この列車は展示場へは寄らずシャンビーまで直行したあと、あらためて引き返してくる。

車掌が見張りながら客車を先頭に本線へ入る。

この日動いていたのは105号機、1918年製のマレー機関車だった。

もとフルカ鉄道(現FO)の3号機、1913年製のラック式である。

　ブロネイ、シャンビー間に一日、といっても土日だけだが12往復の列車が走る。大半は電車が入替わりながら走るが、もちろん目玉は蒸気機関車である。土曜は午後に3往復、日曜には午前中にも1往復の蒸気列車が設定されている。