民族衣装を着けた女性がいた。カメラを向けると撮影料を請求されるかと思ったらそうではなかった。
　観光客が貸衣装屋から借りて自分たちの写真を撮っていたのだ。カメラを構えているのが貸衣装屋である。
　ここにはまだローマの遺跡で横行しているようなあくどい商売はないようだ。

　バタシアループは有料公園として整備されていて入口で５ルピー払わされる。中央の大きな戦争記念碑を囲んでお花畑になっている。
　カンチェンジュンガの眺めがよいため、ダージリン、グーム間の観光列車もここで10分ほど停車する。帰路は停車しない、また定期列車も停まることなく素通りする。

　下はループの中央部を通過中の列車。左の写真(鉄道讃歌)に見える小さな木が大木になっている。

　1921年初版の Darjeeling and it's Mountain Railwayの挿図。ダージリンで1983年再版されたものを300ルピー(900 円)で購入した。