フェルトバーンめぐり

　オスナブリュックから北へ50キロ、フェフタ(Vechta)とローネ(Lohne)の町の周辺にはトーフ運搬軌道が集中している。機関車メーカーのディーマ(廃業)とショーマ(Schoema)の工場もすぐ隣のディープホルツ(Diepholz)の町にある。
　ローネ南郊のクローゲ(Kroge)にある二つのトーフ工場は隣接していて、それぞれが東に向かって軌道を伸ばしている。並行する二つの軌道はわずか500メートルしか離れていない。
　金曜の午前7時過ぎとお昼の２回覗いてみたが無人のままだった。

無人の工場を後にして採掘場へ向かった。ここでも途中の離合所に先頭に機関車が付いた列車と貨車の列が無人のまま放り出してあった。

　翌日は土曜日だったがもう一度訪ねてみた。製品搬出用の大型トラックが２台も停まっていたが相変わらず人の気配はなかった。

まるで廃工場のスクラップ置場のように放り出してあった。

　トーフの積卸場を覗いてみると、機関車も積載車も仕事の途中で放り出したように停まっていてまったく人の気配がない。