翌日の作業に備えて空の鉱車を運んだだけで、機関車だけすぐに引き返してくるに違いない。
　同じ地点で回送機関車を待つことにした。

予想したとおり15分ほどしたら機関車だけ戻ってきた。

併用軌道から離れて採掘場へ入っていく。

　ウフテから北へ20キロ、ズーリンゲン(Sulingen)という町の東にあるボーステラー湿原にある工場へ行った。街道に面した事務所は構内見学も立入りも許可してくれない。仕方がないので一般道を大きく回りこんで工場の裏手へ行ってみた。
　午後４時前だったが、機関車ばかり４両連ねた回送列車が採掘場のからちょうど戻って来るところだった。残念ながらこの日の現場作業は終わったように見えた。

　あきらめて帰りかけたが機関車に人影が見える。これから発車しそうな雰囲気だったので車で先行して待ち構える事にした。

工場裏手から見ると機関車に人がいる。

一日の現場作業が終わって引上げてきた機関車４両と燃料タンク車。

どうやらこれから出発するようである。

立入を許可してくれなかった事務所。

空の鉱車を牽いた列車がやってきて道路併用軌道から採掘場へ入っていった。