グロッセン

　マイヤーマレーの蒸機が走るデルニッツ鉄道。その終点グロッセン駅の横から600ミリゲージのトロッコ鉄道(Glossen Feldbahn)が伸びている。
　グロッセンを発車するとすぐ踏切と小さな鉄橋を渡り、牧草地の間を300メートルも進むとうっそうとした森に入っていく。
　この森が煉瓦焼成用の添加材(クォーツ)を採掘していた鉱山の跡地で、起伏のある敷地にナロー線路が敷きまわされ、そのまま模型のレイアウトにしたくなるような光景が広がっている。
　

　750ミリゲージのデルニッツ鉄道グロッセン駅の側線に並行して600ミリゲージの高架線路が敷かれ簡易ホッパー装置が設けられている。
　高架線に並んだナベトロの下には標準軌の無蓋車を載せた車両運搬車が止まっている。なんとも分りやすい展示方法だ。