ゆっくり夕食をすませたら午後９時。駅を覗いたら下りのＩＣ急行と上り普通列車が離合するところだった。

ディアコフトのホテルで２連泊

　ディアコフトは駅の周辺に市街地があるだけの小さな町だった。ホテルは２軒あったが１軒は夏季のみ営業で休業中。通年営業のホテルで２泊することにしたがホテルというよりペンション。朝食付のツインルームが１泊18,700Dr、一人当たりわずか3,273円だった。その後もアテネを除いてホテル代は安くこの程度だった。
　チェックインを済ませて駅へ行ってみるが登山鉄道の最終は16：48で発車したあとで何もすることが無い。国鉄の列車もＩＣ急行と普通列車がそれぞれ日に４回発着するだけである。

　夕食は２泊とも町のタベルナで。メニューが分からなかったので厨房へ案内され選ぶ。ワインを頼んだらデカンタで出てきた、ワイン込みで１人分1,000円少々と安かった。

　ホテルは実に気分のいいリゾートホテルで庭にはプールもある。目覚めたら小鳥のさえずりが半端ではなく賑やか、まるでＢＧＭで耳にする朝の小鳥の鳴き声そのものだった。

海辺の町のホテルだったが、高原の森の中のペンションに泊ったような気分だった。

ディアコフトの駅から駅前を見たところ。

駅前の様子、左側が駅舎。

２泊したディアコフトのホテル。HOTEL CHRIS-PAUL

食堂のことをギリシャではタベルナという。

初日、２日目とも夕食はこんな感じで。

　教会の前を通りかかったらちょうど結婚式をすませた新郎新婦が出てくるところだった。その後参列者もいっしょになってぞろぞろと踏切を渡って行った。素人？楽団も混じって賑やかに。駅の反対側にある披露宴会場へ向かうところだったのか。時刻はもう午後７時を回っているがまだ十分に明るい。

ディアコフトの街並。

１日４回の下り普通列車がちょうど到着した。