７月初めに北海道南部を６泊７日で旅をしたばかりだったが３週間後にANAで秋田へ飛んだ。秋田県の小坂で鉄仲間の集まりがあり、それに合わせて弘前付近を２泊３日で周ろうと考えた。

2017年7月22〜24日

1日目　秋田へ着いたら大雨で大混乱

　秋田からも青森からも電車は止ったままだというのに、予定した21人全員が集まった。それも一人が大幅に遅れたほかは夕食時間までに到着した。
　ほとんど全員が代行バス(それも1日数回だけでいつ動くかも分からない)に乗ってやって来た、旅慣れたメンバーばかりだ。中には青森からタクシーを飛ばして来たという剛の者もいた。

　秋田駅に着いたら大雨のためJRが大混乱、大舘方面は運転見合わせ中で再開の見通しは立たないという。手前の東能代までなら動くというのでホームに降り、遅れている電車を待つことにした。
　そのうち全ての列車が運休になったと駅員が呼びに来た改札口まで戻った。そこで告げられたのは東能代まで代行バスを出し、各停利用の近距離客に対しては代行タクシーを用意するというものだった。

秋田中央交通のリムジンバスで秋田駅へ。

　３週間前には舞鶴からフェリーで北海道へ渡った、神戸から小樽まで24時間かかったが連絡バス代を含んで9,900円だった。今回は伊丹から秋田まで1時間半、ANAの早割で11,500円。いずれも東京へ行くより安い。
　ということで伊丹発8時20分のDHC8という小型プロペラ機で出発。夏休み最初の土曜日とあって空港はかなり混雑していたが、乗ってみれば搭乗率50％程度でガラガラだった。

　昔ここを走っていた小坂鉄道に小雪沢という駅があった、雪沢温泉は何とも懐かしい場所にある温泉だった。

大舘からさらに弘前へ向けて走り出す代行バス。

　列車は止ったままだが大舘では雨は降っておらず普段と変わらない。駅前広場に秋田犬の銅像が鎮座している、大舘は秋田犬の本場なのだ。
　駅のベンチに秋田犬を連れたおじさんが座っている。秋田犬保存会の人たちが観光町おこしのため交替で駅にやってきているのだった。
　大舘から小坂行きのバスに乗車、途中の雪沢温泉という山あいの一軒宿がその日の集合場所だった。

2時間半かかって無事大舘に着いた。

　代行バスは13時に発車、高速道路経由で特急停車駅だけに寄りながら15時30分に大舘駅に着いた。バスはさらに弘前まで行った。

　頭上の時計の針は11時40分を指しているが、奥羽線は運転再開の見込みが立たない。

改札口前に集められて代行バスの説明を受ける。

　宿にたどり着けなくても能代まで行けば泊るところはある、迷うことなく代行バスに乗ることにした。
　発車を待つうちラッキーなことに目的地の大舘まで延長運転してくれることになった。

駅員に先導されて代行バス乗場へ。

改札口前の電光掲示板。

秋田駅前に着いたら土砂降りの雨。

伊丹を出発するときは上天気だったが。

何事もなかったように宴会が始まった。

　秋田空港へは定刻に到着、小雨が降る中をリムジンバスで秋田駅へ。予定通りの11時前には到着した。