旧澤村邸の前から川沿いのペリーロードを歩くとすぐ次の橋のたもとに古い商家があった。軒先にＣａｆｅの看板が出ているのでちょっと立ち寄ることにした。

ペリーロード

　ペリーロードのスタート地点は下田港の岸壁、ペリーが上陸した場所はモス少し行った町外れいある。下田港は江戸と西国を結ぶ航路の寄港地として賑わい、山内容堂を乗せた船も、勝海舟と坂本竜馬の乗った船も立寄っている。
　川端康成は伊豆半島の旅を下田で終え、この岸壁から船で東京へ戻った。現在は新島や神津島へ行く船の他、湾内遊覧船があるだけで大島航路もなさそうだ。

　了仙寺は日蓮宗の寺、台座に立正安国と書かれた日蓮らしき像が立っている。背後の急傾斜地の樹木が見事に刈り込まれているのに驚いた。

ナマコ壁のお土産屋。

了仙台寺まで続くペリーロード。

ペリーロードの突当りが了仙寺。

この急傾斜地では足場も組めない、どうやって刈り込んだのだろう。

着物、帯、羽織の店。でもターゲットは明らかに観光客。

　偶々寄ったのだが草画房という古民家ギャラリーが喫茶もやっていて土日と月曜祝日だけ営業している。
　喫茶コーナーは昔店先だった土間だが奥の座敷も全部開放している。

　ガス燈に川端柳、観光遊歩道として整備されたペリーロードを下田条約締結の了仙寺まで歩く。