樺南

Ｃ２型蒸機が走る森林鉄道として人気が高いが
列車の運行は極めて不安定で動くかどうか行ってみるまで分らない
不安を抱いたまま３日間の予定で出かけることにしたが
案の定出発直前になって運休との情報が入り
急遽チャーター列車を一往復だけ走らせることになった

　黒龍江省ハルピンの東300キロに位置する全長46キロ、762ミリ軌間の鉄道である。林業局の経営であるが現在木材輸送はなく、終点の紅光にある炭鉱の石炭輸送に当たっている。
　魅力的な鉄道であるが、難点は炭鉱の都合？で季節を問わず突然運休になることで、一ヶ月単位の運休がしょっちゅうらしい。何度訪れても空振りという気の毒な鉄チャンも多いと聞いた。
　運よく動いているときは、すべてがＣ２型蒸機による石炭列車で、３～４両のＳＬがほぼ４時間間隔で24時間運行している。故障その他の事情による列車の運休も多くダイヤは無いに等しいという。これらはすべて伝聞で鉄道自体の運休中に訪れた私には語る資格がない。
　起点は樺南という町で大きなホテルもある。中国鉄の人たちはカバナンと呼んでいるが正確にはHuananである。