一番重くて力持ちが６トン機だった。アウトサイドフレームのＢタンク機でドコービルの機関車を彷彿とさせるが3.5トン機と同じ楠木製作所の機関車。
　ズングリムックリしているが愛嬌のあるスタイルでそれなりにバランスがとれている。毎日の酷使にもかかわらず痛みやガタも少ない。山線の中間地点である友納までが受持ち区間で、3.5トン機２列車分の坑車を牽いていた。
　羅須地人鉄道協会の成田ゆめ牧場にやってきたものの、バラバラにされて草むらの中で眠っている。何とか再起させてやれないだろうか。

事務所の窓越しに６トン機が見えた。

構内のあちこちに廃車のものか新品なのかボイラーが置かれている。

６トン機の番号は�ｂTとのことだったが実車に標記はない。

４人とも小学校を卒業したばかりのような少年工。

リアビューもなかなかサマになっている。

水と石炭の補給中。石炭は坑車から直接キャブの床へ放りこんでいる。