本通りの角から横へ入って２軒目にあった旅館「松軒」。グーグル画像は本通り側から見ているが旅館のあった一角には何も残っていない。

４年前に歩いた気仙沼が…

　レンズが望遠と広角で対比しづらいが右側のガラスブロックのある白いビルで同一地点と確認できる。左側の電柱と街灯が並んで立つ場所は以前のままだろうから、そこから手前の理髪店、村朝魚店を含むこっちには何も残っていない。

岸壁まで200メートルほどの地点。左の(株)広野の被害もさりながら道路右側に並んでいた建物が全部消えている。

　駅から市街地へ向かう道もここ郵便局のあたりは無傷のようである。

市街地側から駅の方を振り返ってみたところ。

街の様子震災前とあまり変わっていない。

交差点角のクラシックなビルは一見無事のようだが中は廃墟になっているようだ。その先の建物群は跡形もない。

　４年前の一月に仙台へ行く用があって、以前から行ってみたかった気仙沼まで足を伸ばした。港のそばの旅館で一泊してフカヒレ料理を食べ、風の強い中あちこち見て回ったが３年後にまさかこんなことになるとは。
　最近グーグルが被災地のストリートビューを公開したので４年前に歩いた道をたどってみた。

　気仙沼駅は市街地から離れた山手にあるのであたりは津波はおろか地震の揺れによる被害もそれほどではなかったようだ。

2008年1月12日の気仙沼駅。

駅も駅前の建物も何ともないようだ。