黒龍江省

　旧満州の奥地、ロシア国境まで約150キロというところまで小さな蒸気機関車を求めて出かけた。総勢14名というツアーだが中途参加者あり、中途帰国者ありという気ままでマニアックな旅だった。
　途中には昔満蒙開拓団が開いたという村もあって、そこは今でも日本村といわれている。11月というのに昼間の気温がマイナス10度、朝はマイナス18度だった。

　中国国際航空CA162便でまず北京へ向かった。朝鮮半島それもソウルの真上を飛ぶとは知らなかった。
　長崎上空から上海へ渡り、あらためて北上するものと思っていたが、それはもう10年以上も前のことだと笑われてしまった。

　さすがに綏化から先は一般道になるがそのまま100キロで飛ばす。スイリン(綏棱)という林業の町に着いたのは午後11時前。人口10万もあるというが周囲は真っ暗だ。
　期待していなかった宿舎スイリン賓館のあまりの立派さにびっくり。聞けば新築だそうだが、ここは中国。果たして数年後にはどうなっているやら。

暗闇に浮かぶ夢のようなホテル。翌日の感想です。

四人部屋だが広いこと、綺麗なこと、清潔なこと。

　空港でガイドの出迎えを受け、関空と北京からの参加者４名はさらに300キロ北にある今晩の宿泊地まで突っ走る。こんなところでも高速道路ができていて驚く。
　途中、綏化という町に立寄って夕食をとる。

　北京行きの便は国際線でも簡単な機内食だった。配膳されたのが午前10時半だからか。帰りにはノーマルな機内食が出た。
　乗りついだハルピン線では国内線ながらエスニックな香りのチャーシューバーガー？が配られた。パンもパイ風でなかなかうまい。

　北京で４時間待って国内線に乗りついだ。北京空港がとんでもなく大きくなっていて、シャトルトレインの距離も長くかなりのスピードで走る。
　関空～北京３時間、北京～ハルピン１時間40分でハルピンに着いたのが午後6時。それほど寒いとは感じない。

ワゴン車の出迎えを受けいよいよ旅のスタート。

関空のこんなビルの前にある駐機場から搭乗。

ハルピン空港のロビー、なかなかお洒落だ。