一旦スイリンの町へ戻ったあと、同じマイクロバスでそのままハルピン目指して３時間走り、呼蘭という町の駅へ着いた。
　ここはもうハルピンの郊外だがここから夜行寝台列車に乗って佳木斯(ジャムス)へ向かう。北方向へ500キロ、8時間の旅だ。
　

　出迎えのマイクロバスに乗り換えて今日の目的地、樺南森林鉄道の起点である樺南へ向かう。南東へ80キロ、1時間強で今晩の宿泊予定ホテルに到着した。
　市部人口10万程度の町だというのに、大きなビルが立ち並びホテル「樺南賓館」も大層立派なホテルだ。もっとも部屋に入ってがっかりさせられるがそれは今晩のこと。

呼蘭駅の外観と広い待合室、正面は出札窓口。

二階の明かりが夕食をとった駅前の安食堂

　翌朝４時38分、佳木斯に到着。乗ってきた列車は30分停車してさらに北の双鴨山というところまで行く。
　かなり大きな町で都市部人口が82万人。駅前では長距離バスの客引きが大声で乗換え客を呼び込んでいた。

寝台車の乗降口で待機(監視？)する車掌。

早朝から賑わう佳木斯の駅前広場。

今日の昼食はパン一個だけだったが夕食も質素。

同じ型、色ばかりの三輪タクシーが次から次へ。

樺南賓館前、只今マイナス10度。

　寝台には軟臥車と硬臥車とがあってこれは軟臥車(一等車)

改札口、検票口というらしい。

第四日　11月24日

　呼蘭駅は広い待合室のある立派な駅だ。驚いたことに外から駅舎へ入るのに手荷物のＸ線検査があった。乗車する客はすでにホームへ出た後でガランとしている。広い待合室(ホール)だが椅子はわずかしかない。正面が出札口で改札口は右手にある。