アブダビで仮眠したエアポートホテル、プレミアイン。

　エティハド航空のB787は定刻より1時間40分遅れて発進、一路アブダビを目指す、12時間弱のフライトである。モニターの予定航路では真っすぐ西へ北京上空からゴビ砂漠の上を飛ぶかのよう見えた。
　それが実際にはどんどん南下し上海、広州、コルカタ、ムンバイ上空を通過してアラビア半島へ。不思議なことに帰りはゴビ砂漠から北京、ソウル上空を経由して10時間足らずで成田に着いた。ということで現地時刻の午前1時にアブダビに着陸した。

アブダビ首長国のエティハド航空機。

　エコノミー乗客の身で偉そうに言えないが前回のトルコ航空よりサービスは落ちるし食事も不味い。もっともユナイテッド航空のグアム便よりはマシだった。

日本時間の午後9時に出た機内食。

ソフトドリンクしかないランドサイドのラウンジ。

新大阪10:43、少し早目のひかりに乗車。

成田エキスプレスは東京駅からノンストップ。

　ツアーの集合時刻は15:55、出発は2時間後なので軽食でもとラウンジへ行く。国内側には何もなく、あらためて出国側のKALのラウンジに入りなおす。機内食まで時間があるのでここでカップ麺。

1日目、6月24日　新幹線で出発地の成田へ

　ツアーの集合場所は成田空港。丁度いい接続便がなく新大阪からひかり(ジパング倶楽部はのぞみに乗れない)で向かった。成田エクスプレスに乗り継いで15時27分、定刻どおり成田空港着。

なぜか中国上空を避けるように南へ大きく迂回して西へ向かった。

　アブダビでの乗り継ぎ時間が8時間半もあり、空港に隣接したホテルで仮眠。空港とホテルは地下道で繋がっている。やや高級なビジネスホテルといった雰囲気だが外観は分からない。
　空港ホテルで仮眠といっても一旦入国するので部屋に入っのは午前2時過ぎ、6時には朝食のため起床しなければならず、うとうとする程度しかできなかった。

同午前4時半に出た機内食、ほとんど手をつけず。

エアサイドのラウンジにはカップ麺等の軽食があった。

面積は岐阜県ほど、中東で唯一砂漠の無い国。

参加者は高齢者ばかり22人、それも女性が17人。

2018年6月24日〜7月1日

　レバノンのベイルートは中東のパリと言われるほど美しい街で、駐在員事務所を置く日本企業も多いと若いころ聞いたことがある。それ以来なぜか気になる街の一つだった。
　その後内戦による混乱が続き、一旦終結したもののシリアとイスラエルのトラブルに巻き込まれて長らくくすぶり続けた。それがようやく収束して２年前に渡航自粛が解かれた。

　　レバノンに対する知識はほぼ皆無。ヨーロッパ古代史に興味があるわけでもなく、確かこの辺がフェニキアだったという言う程度。他に知っていることと言えばレバノン杉くらいで、なんとなくベイルートに関心があるだけだった。そのベイルートで３泊するというツアーをユーラシア旅行社が募集していると知り衝動的に申し込んでしまった。

　目的地はレバノンだがアブダビ経由のフライト。飛行機はアブダビ首長国のエティハド航空、17:55発の予定が2時間後に変更となり、その分ラウンジ滞在時間が長くなった。