2日目　6月25日　アブダビ経由でベイルートへ

地中海に面したパレスチナのガザ地区あたり。(中央上部)

エジプト上空から地中海に出て西からベイルートへ。

　アブダビからベイルートまで４時間かかる。距離の割に長いと思ったら最短距離を飛ばずエジプト上空から地中海へ出て西から大きく回り込むコースを取るためだった。イスラエル上空もシリア上空も避けるため大回りせざるを得ないらしい。
　ということで現地時刻の午後０時半過ぎ、成田を出発してほぼ24時間後、ようやくベイルート空港に到着した。レバノンと日本の時差はマイナス６時間、UAEとはマイナス１時間である。

ベイルート空港で待っていたわれわれのバス。

エジプト領のシナイ半島で眼下に見えた都市のような化学プラントのようなもの。

　飛行機はイスラエル上空を避けるためサウジアラビアからアカバ湾を越えてエジプト領のシナイ半島に入る。右上写真でアカバ湾の右手前がサウジ、左手がシナイ半島で湾の最奥部にイスラエルとヨルダンの領土がほんの少しだけ海に面している。

　右はエジプトのシナイ半島上空の砂漠地帯で眼下に見えた光景。オアシス都市のようにも見えるが民家が並ぶのは左奥、手前に巨大なビル群とも工場プラントとも見える建築群が、これは一体なんだろう。

サウジ上空からアカバ湾を越え一旦エジプトへ向かう。

イスラエルの南方でアカバ湾を渡ってシナイ半島へ。

ベイルート行はエアバスA321。

アラブ人の家族、女性は3人とも奥さんなのか？まさか。

アブダビ空港の免税店街。

　ベイルート行の飛行機は9:30なので午前7時半にホテル出発。次もエティハド航空だが小型のA321で174人乗り。満席のうえ機内持ち込みサイズ超過の搭乗客が多く、乗り込むまで大混乱。それでも、この程度は日常茶飯事らしくほぼ定刻通りに出発した。離陸直後に見えたビル群は何だろう。

　アブダビ(UAE)と日本の時差はマイナス5時間、朝食を摂った午前6時は日本の午前11時。このあと乗る飛行機でも機内食が出るはず。朝食後ホテルの外へ出てみたが空港の外周道路に面していて、ほかに何もない殺風景な場所だった。気温は33度。

高速道路のインターチェンジはさすがアラブのリッチな国。

午前6時の朝食は軽くすませる。

離陸直後に見えた謎のビル群、後方は難民キャンプのようなプレハブ棟。

アブダビ空港のターミナルビルから連絡通路を徒歩10分のホテル。

　アブダビ時間の午前11時に機内食が出た。これで昨日から何回目の食事なのかちょっと日本時間に換算して列挙してみた。
　17時　ラウンジで軽食
　21時　機内食
　04時半　機内食（現地23時半）
　11時　ホテルの朝食（現地6時）
　16時　機内食（現地10時）
24時間の間にほぼ等間隔で５回給餌された、まるでブロイラーにされた気分だ。

アブダビ、ベイルート間で出たカレー風味の機内食。