一年半前にイスラエルへ行った時、ジブラルタル海峡を船で渡るツアーがあることを知った。少し調べたら英領ジブラルタルの町で宿泊し、モロッコ側にあるスペイン領の２つの町でも宿泊するというツアーをユーラシア旅行社が募集していることが分かった。
　英領ジブラルタルのことは何となく知っていたがモロッコに西領の町があるとは知らなかった。面白そうなので申し込んだものの、マニアックすぎるのかなかなか参加者が集まらず催行中止ばかりだった。
　今年も７月のツアーが中止になり諦めていたが、人数が少なくても10月に実施すると連絡があった。最終的に８名の参加者で成田から現地６泊の旅に出発した。

2016年10月9日〜18日

１日目（10月9日）成田からドーハ、マドリード経由でマラガへ

　マドリード到着前に眼下に広がるスペインの大地が見えた。マドリードからイベリア航空の国内線、CRJ1000という小型機でさらに１時間、ようやく最初の宿泊地マラガに到着した。

　今回の航空会社はカタール航空。ドーハで乗り継ぎマドリードへ、さらに国内線に乗り継ぐ。ドーハまで12時間、マドリードまで8時間、さらにマラガまで1時間かかる。

成田空港第２ビルの集合場所にに着いたのは午後7時半だった。

　成田から8,400キロ、12時間のフライトで到着したドーハは現地時刻の午前４時前。ここで３時間のトランジット待ち。ターミナルビルはすっかりリニューアルされていた。

たった８人のツアー客を迎えにきた大型バス。

イベリア航空の国内線でマラガへ。

　マラガ空港に到着したのは午後５時半。ツアコンを入れて９名の日本人を迎えに来ていたのは50人乗りの大型バス。このあとスペインでもモロッコでも用意されていたのはすべて50人以上乗れる大型バスばかりだった。このツアー、現地手配はすべてミキツーリストのようだった。

空港内のシャトルトレインが試運転中だった。

ドーハの空港は７年前とは様変わりしていた。

座席前のモニターにコックピットの機器類の様子が映るのが目新しい。

　ドーハまでの飛行機は777-200LR、定員259名だった。
　座席前のモニターにはコックピットから見た前方の様子やメーター機器をイメージした画像が映る。初めて目にするものだった。

　ツアーは成田空港発で集合時刻は午後8時20分。前日から上京して軽便祭に参加、午後5時半まで会場にいてそこから空港へ直行した。空港には少し早目に着いたのだがすでに全員揃っていた。
　参加者はみな手馴れていて各自でチェックイン、座席の指定やマイレージ手続もスムーズにこなしていた。さすが旅のベテランばかり。出発時刻は午後10時20分、搭乗ゲート前での再集合までまだ1時間もあった。

　ドーハ離陸直後窓の下に、海に面したリゾートマンションが林立しているのが見えた。

同じカタール航空のB787に乗り継いでマドリードへ向かう。

成田・ドーハ間の航路。

午後11時に出た夕食では和食をチョイス。

　実際にはウジダから西へ1時間、カサブランカまで飛んだあと国際線で帰国した。