鶏西市街地の郊外、杏花という地区の炭鉱専用鉄道の線路のすぐ横に小さな炭鉱があった。粉炭のような細かい石炭をナベトロで運んでいる。やがて責任者が出てきて制止されたが、ガイドがなんのかんのと対応している間に大急ぎで撮ってしまった。
| ハルピン(哈尓濱)から東へ400キロ、ロシアに接する石炭の町が鶏西(ジーシー)である。ここの専用鉄道では上游型ＳＬが煙を上げているが来年には無煙化されるという。 個人的にはわざわざ上游を見に行くほどの気力は持ち合わせてないが、樺南森林鉄道が運休中とあって他のメンバーについていくしかなかった。 炭鉱のあるところトロッコあり。ここでいくつかのトロッコ軌道を見つけることができ、訪ねた甲斐があった。 |
ボタ山を上がっていくズリ捨て坑車の列。
坑車から石炭を受け取ったナベトロはワイヤーで引き上げられ、貯炭場に石炭の山を築いていく。
下で石炭を受けるナベトロ。
ドラムに乗り一回転して石炭を落とした坑車は、手前へ転がってきて上り勾配で自動的に止り、再び向こうへ転がり自然に左の線路へ入っていく。まるでビー玉ころがしを見ているようで楽しい。もう少し見ていたかったが無理に長居もできずその場を離れるしかなかった。
これからチップラーに乗る坑車の列。
右の建物の向こう側を上がってきた坑車は一両ずつ左の小屋でチップラーに乗る。
