ベルリン郊外の二軸トラム

2009.6.10

 ベルリンの国電Sバーン3号線に乗って東へ約30分、終点から2駅手前にラーンズドルフ(Rahnsdorf)という駅があって、駅前に市電87系統の乗場がある。
 そこへ10〜20分毎にやってくるのがベルリン、いやドイツに唯一残る二軸トラムで、5.6キロ先の町との間を往復している。
 ベルリンの市内交通に組み込まれているが、独立した私鉄のようで正式にはWolterdorfer Strassenbahn GmbHといい公式ホームページもある。

 電車は同型の二軸車ばかり。これが昼間は20分間隔、朝夕(といっても午後2時頃から)は10分毎にやって来る。朝夕の増発電車は中間地点のベルリナープラッツで折り返す。

電車の本数は多く乗客も多い。

 ラーンズドルフを発車すると鬱蒼とした森の中を延々と走る。かなりのスピードだが四輪車にもかかわらず乗り心地は上々。
 森を抜けると間もなくベルリナープラッツ停留所。ここまで10分。2度目の離合をすると車道沿いになり、停留所も多くなる。

中間地点のベルリナープラッツまで10分。朝夕の増発電車はここで折り返す。

森を抜けた電車が間もなくラーンズドルフ駅前に到着する。

Sバーンの駅を出るとこんな看板が。

Sバーンの駅前(奥の方)にも市街地はない。