終着駅は飯室

　飯室駅へ到着すると客車を残して機関車だけ、浦川原方向の本線上に移設されたターンテーブルへ向かう。スノープロウが片方にしかないので方向転換する必要がある。スカーフ姿の女性車掌も手伝って向きを変えると、機回り線を通って客車の前に付きようやく出発準備が完了となる。このほかにターンテーブルのピットを覆う木製の蓋を取ったりはめたり、気動車が往復するだけの夏場とは大違いである。

　スノープロウがあっても連結器があるので、両端にスノープロウがあればいちいちこんな煩わしいことをせずに済むものを。スノープロウが足りないのか、それとも他に理由があるのだろうか。