雪の頚城鉄道

　百間町～飯室間だけの運転になってからはホジ３が単行で行ったり来たりするだけで写真的には面白味のない鉄道になってしまった。
　それでも雪の季節になると機関車たちの出番がやってきて、貨車こそないものの両端駅の機回りやラッセル車の活躍など、以前と変わらぬ光景を目にすることができた。
　社会人になっていたこともあって短縮後は足が向かなかったが、翌年の冬になって再訪した。これが動いているところを見る最後になった。
　

降りしきる雪の中、百間町を発車した飯室行き。区間短縮後ながら車内にかなりの人影が見える。

ホームに客車がぽつんといるような光景は今まで見られなかった。

短縮後は機関車牽引の場合でも客車を１両従えるだけだった。