奉行所玄関前から五稜郭タワーが見える。

奉行所本館だけが復元されているが他にも多くの建物があった。

箱舘奉行所には20棟以上の建物があったというが、現在本館ほか数棟が昔のままの姿に復元されている。

　展望台から五稜郭とは反対の函館山方向を見たら東の方から海霧が市街地を呑み込むかのように迫っていた。

市街地に押し寄せる海霧。

かつて函館の繁華街は十字街付近だったが現在は五稜郭方向に移った。

函館朝市通り、前方に青森駅が頭を出している。

青森駅付近には東横インが２軒ある、これは朝市前ホテル。

５日目　レンタカーでまず五稜郭へ

　五稜郭は城郭というより箱舘山の麓(元町)から移された奉行所を取り囲む西洋要塞型の土塁だった。
　土方歳三が立てこもった函館戦争が余りにも有名なので、うかつにも五稜郭が箱舘奉行所の外構とは知らなかった。
　中央には明治に入って取壊された奉行所が復元されている。

　午前８時過ぎ駅前でレンタカーを借りてまず五稜郭へ向かう。借りたのは日産マーチだった、翌日の昼までという約束で1万円少々。
　20分ほどで五稜郭タワーの下に着いた。納沙布岬ではタワーをパスしたが、五稜郭は上から見ないと意味がないので展望台に上がる。

展望台に土方歳三がいた。

屋根上の太鼓櫓。

壱之間から四之間まで続く大広間。

　復元された奉行所の周辺には建物跡が敷石で表示してある。中には牢屋や公事人(訴訟人)の待合室などもある。

平成22年に復元された奉行所。

　函館では正味２日滞在したくて金土日と３泊する予定を立てた。ところが土曜日だけどうしても宿が取れない。何があるのかと思ったら函館市民マラソンの開催と重なっていた。
　仕方がないので江差まで足を伸ばすことにしてレンタカーを借りた。函館から松前経由で江差までは一般道を160キロ、直路４時間である。

五稜郭の中央には復元された箱舘奉行所の建物がある。

モダンな造りのＪＲ函館駅。