可愛らしい洋館も多い江差の街

これは一体なんだろう、神戸異人館街の洋館長屋のような建物。

一段高い所にある明治の洋館、旧檜山邇志郡役所。

閉店したと思われる洋館の書店。

建具が古いのでリニューアル洋館だろう。

　江差のいにしえ街道を歩いて驚いたのは洋館の建物が多いこと。ニシン漁の町だから純和風の地味な家ばかりと思っていたのに違った。
　行政当局の指導も援助もあったに違いないが、補助金がたっぷり出たとは到底思えない。にもかかわらず可愛らしい洋館がこれほどたくさんあるとは。自動車ディーラーや整備工場まできれいな洋館建築なのにはびっくりだ。

北海道新聞江差支局。

カンナヅキという木工工芸品店。

　純和風建築の一部が洋館になっているが見事に調和がとれている。右隣りに同じお宅だと思われる土蔵がある。

江差で一番大きいと思われる３階建ての個人住宅。家の周囲に物が置いてなくて生活感のない不思議な家。

　旧横山家の横にある３階建の洋館。新築かリニューアルか分からないが住宅としては江差で一番大きい。玄関に松谷という表札がかかるが個人のお宅なのか。

国道筋にある自動車工場も景観にマッチしている。

表通りに看板が出ていないホンダのカーディーラー。

横にまわるとつつましくHONDAの文字が。

　いにしえ街道の表通りには派手なプラスチック看板や袖看板が一切見られない。極めつけはHonda Cars江差というホンダのサブディーラー店舗。立派な洋館だが明らかに洋館風の現代建築と思われる。行政指導をここまで受け入れるかと思うと何とも驚きである。
　ついでに国道筋で見つけた自動車整備工場について。洋館ではないが街並景観に呼応した工場建屋である。工場に限らず民家の周りに雑然としたものを置かず非常すっきりしているのも驚き。

和風の門をくぐると母屋は可愛らしい洋館。

富澤洋服店という仕立屋さん。

古い建物なのかどうか分からないが純和風、土蔵造り、洋館と並んだお宅。不思議な組み合わせ。

純和風住宅の一部が本格的な洋館になっている。

左の洋館に隣接する土蔵造り。

丘の上の街から下る途中、旧横山家住宅の向こうに大きな洋館が立つ。