外せない撮影ポイントのバタシアループ

　1時間半後、ダージリンからグーム行のジョイトレインがやって来た。15分後に来るはずのDL列車も立て続けに来た。ジョイトレインは風光明媚なここで10分ばかり停車する。

ダージリンからやって来たジョイトレインがバタシアループの外周線に近づいてきた。

　カルシャンからダージリンに向かっている途中、ソナダの手前で突然前方からモールで飾り立てたDL列車が現れた。午前11時半ころだった
　この時は何だか分からなかったが全線再開の一番列車で、ダージリン駅頭のセレモニーを終えて出発した列車だった。
　翌日山を下りたあとバグドグラのホテルで現地新聞に載っているのを見て知った。記念に持ち帰ったのがトップページの新聞切抜きである。

　バタシアループはダージリン鉄道きっての観光スポットでループの内側は整備された有料公園になっている。けむりプロが撮影した地点やループ外側には民家が建ち昔の面影はない。
　グームからバタシアループは近い。ここを通過する列車は多く、２往復の定期列車の他にダージリン・グーム間の観光列車が６往復あって、うち３列車は蒸機牽引である。

テラスに入れてもらった山の中腹の民家と、そこの母娘。

観光客はここで10分間だけ下車できる。

ループを見下ろす高台の民家に入れてもらって、停車中の列車をテラスから眺める。残念ながら今日はカンチェンジュンガ峰が見えない。

２列車が続行運転でループを一周し公園の臨時停留所に接近する。

グームから折り返してきた観光列車ジョイトレインがやって来た。まず蒸機列車、20分後にDL牽引列車もやって来た。

けむりプロ 　Darjeeeling 1969　より拝借。

カルシャン側から見たグーム駅（正面が駅舎）。

グームに到着した下山列車。

　列車ダイヤなどまったく知らないまま行動していたが、正午ごろグーム駅に着いたらちょうど下山列車が到着するところだった。
　

　グームで約10分間停車するとそのままカルシャン方向へ発車して行った。午前の定期列車はソナダですれ違った１本だけで、あとは夕方のカルシャン行だけのはずである。
　ひょっとして時刻表通りに出発した祝賀列車は臨時便で、定期列車を１時間遅れで発車させたのだろうか。時間的にはそんな感じだし、あり得ることだ。

モールで飾り立てた再開一番列車とすれ違った。

グーム発車直後の下山列車。