チェコ側の村を少し歩いてみることにした。ドイツ側の村に比べて家並がやや雑然としているように見える。
　気のせいか一軒一軒の家も質素というか手入れが行き届いていない。

ドイツとは家の造りが異なって見え、手入れの行き届いていない家が目立つ。

　家並の外れにホテルがあって喫茶もやっている。コーヒーでもどうだという主人に誘われ店内へ、一杯40コルナ、計算機を叩いて1.6ユーロ(220円)だった。
　この分だとホテル代もたいしたことなさそうだ。

山手へ10分も歩くとチェコ国鉄の無人駅があった。

　ドイツ側の村が見える原っぱで汽車を待つことにした。国境は列車の手前、草むらの中を流れる小川である。

花の咲き乱れる国境の草原越しにフィフテルベルク鉄道の列車が見えた。

　家並を抜けて山手方向へ10分も歩いたら駅があった。わがフィフテルベルク鉄道の起点クランザール駅から国境を越えて来た鉄道である。
　発車時刻表を見ると朝夕の２往復しかない。ここを通る列車が２本しかないのか、停車するローカル列車が２本だけなのか分らない。

居合わせたサイクリング中のドイツ人夫婦と。

家並の外れまで来るとホテルがあった。

チェコ側に入った村の家並。

綺麗な村であるが個々の家の造りはやや質素。

　あとで調べてみたらこの駅を通るのはすべて国際列車で一日４本、うち２本がここで停車する各駅停車だと分った。