5月30日

　蒸気鉄道で8キロ、終点のムスカウには世界遺産の庭園がある。ドイツ帝国時代に土地のムスカウ侯爵が作った広大なイギリス式庭園でドイツ・ポーランドの双方にまたがる。
　第二次大戦後のポーランド分離で庭園内の川が国境になり、庭園散策中に国境を越えることになる。美しく整備されたこの庭園、無料開放されている。

ムスカウ侯爵の旧城館。

広大なムスカウ庭園。

　ヴァイスヴァッサー２日目の夕食は駅前のレストラン。きのうトイレならここで借りるよう言われた店だ。今は使われていない蒸気機関車の給水塔がそのままレストランになっている。
　ドイツ東部は、この時期アスパラガスが旬でどこでも看板メニュー。ホワイトアスパラがメインだが美味い。今回の旅行ではこのあとアスパラがメインの食材になった。

駅前の旧給水塔がレストラン、右は郵便局。

　庭園の中央を流れる川が国境で橋の中ほどに形ばかりのフェンスがある。
　橋を渡るとポーランド（ドイツ語でPOLSKA)を示す標柱が立っている。

橋の中ほど両サイドに国境を示すフェンス。

ポーランドへ入ったことを示す標柱。

右も左もアスパラガスのスープ。

アスパラガスのバターソース炒め。

アスパラガスのオムレツ。

特大ハンバーガーと超特大ケバブ。

ムスカウの街並、正式にはバート・ムスカウという。

昼食をとったトルコ風ファーストフード店。

手前がムスカウ、橋の向こうはポーランド。

　ＳＬを追いかけてムスカウまで行ったが、ここまで来て世界遺産を見ない手はない。昼食後入園することにした。
　時間がないのでファーストフードで済ませる。でてきたハンバーガーの大きいのにびっくり。直径15センチはあり奥のドリンクボトルが小さく見える。1.8ユーロ（250円）もちろんこれ一つで満腹。