’09年6月4日

　ドレスデンの地形図を見るとフライタールへ向かう途中からクネクネと東へ向かう鉄道がある。もう廃線になっているに違いないがついでだからと街道を外れ、ギッターゼー(Gittersee)という町へ通じる丘の道をたどった。
　驚いたことに踏切には標識が立っていてレールもも残っている。その先のガードはまるで現役の鉄道そのままである。住宅街の外れで見つけた駅跡は廃駅ではなく保存鉄道の基地だった。

　地形図を見るとスイッチバックして工場らしきところまで引込線があるが現在はギッターゼーで途切れている。
　昔は地図の右下のほうへさらに路線が伸びていて地図に鉱山マークも見られる。何かの鉱山地帯だったようで、かつての路線図が公式ＨＰに掲載されている。

クネクネと曲がる線路が丘の上にある町へ続いている。

駅舎と一体になった貨物上屋。

　Windbergbahn(風の山鉄道)という保存鉄道で、ややマイナーながら年に何回か運転しており、ホームページもある。公式ＨＰ

保存鉄道が使っていると思われる駅舎。

丘を上り詰めたところにあるギッターゼーの住宅街。

かつては広い貨物ヤードだったと思われる構内の右隅に保存鉄道のホームと駅舎がある。

保存鉄道の駅事務所。