あたり一帯は白銀公園として整備されている。

上り口のそばにある白銀の滝。

　銀山温泉はその名の通り銀鉱山があったところで、今も坑口から坑道に入ることができる。30分もあれば一周してこれるというので、翌朝早起きをして出かけてみた。
　浴衣に下駄ばきで歩いている人もいたが、かなり急な山道と石段を歩かされるので旅館の下駄では辛い。

　鉱山は延沢銀山といって江戸時代には石見、生野と並ぶ銀山だったらしいが、明治初期に閉山したという。鉱山軌道など無縁の古い鉱山だった。

　公開されている坑道は全長200メートルほどだろうか、内部はかなり勾配がある。一方通行ではないが上にある坑口の方が大きくて立派。外へ出てからも山道のところどころにある坑口から冷気が出ている。

川の両側を歩いて白銀公園を一周し朝食前に旅館へ戻った。

照明された坑道の内部。

坑道内に口を開けた支洞。

下の坑口は狭くて小さい。

上の坑口へ出たが、こっちの方が立派。

銀鉱山跡へは旅館街の外れから川沿いに上っていく。