列車本数は少ないが駅はどこも美しかった。

ギリシャ国鉄トリポリス駅、ТΡΙΠΟΛΙΣ　TRIPOLIS　と表示されている。　

　上の看板は英字ならPOSEIDONAS TRIPOLIS で、ポセイドン　トリポリスと読めば当たらずと言えども遠からず。　

街で見かけた公園と郵便ポストと立看板。

左側に見えるALEX HOTELで泊った。素泊まりだがツインルーム4,550円で一番安かった。上はホテルの部屋から見た街並。

トリポリスの街。

　田舎の道になると道路標識もギリシャ語だけになる。良くしたものでこの頃になるとギリシャ文字が読み取れるようになった。
　英語のアルファベットにほぼ対応していて大文字と小文字がある。

メガロポリスとトリポリスの間を列車で往復してみることにした。

ギリシャは駐車規制が厳しくなくどこの町もこんな風だった。

国道と谷を挟んだ山の上に城跡らしきものがある村が見えた。

山越えの途中、最高所にある小さな町で小休止。

この道が山越えの国道だった。

　曲がりくねった国道を走っていると谷を挟んだ向こうの山に集落が見えた。山上都市とでもいうべき村で左側の山の頂上に城跡らしき石垣が見える。
　地図で確認したらKaritenaという村のようで城址と教会の記号もある。地名は大文字が町、小文字混じりが村のようだった。

　トリポリス(トリポリとも)は半島のちょうど中央に位置する町。人口は３万ほどだがペロポネソス地方の首府だという。トリポリスとは３つの都市という意味らしい、トリとはthreeの語源か。

5日目 (4月30日)　山越えでトリポリスへ

　トリポリスでホテルを確保してから14：43の列車で一旦メガロポリスへ引き返し、再び車でメトロポリスへ舞い戻った。

　５日目はオリンピアから半島中央の山岳地帯を東へ越えてトリポリスの町まで行った。途中標高1,200メートルの山の上にある小さな町ANDRITSENAで小休止。ホテルもある避暑地のような町だった。

　オリンピアから峠の町まで１時間少々、さらに１時間走ってメガロポリスという山あいの小さな町に着いた。
　ここには鉄道が来ている。折角だから駅前にレンタカーを置いて少しだけ列車に乗ってみることにした。

　列車は１日４往復あるが昼間は２本だけ、その一つの13:03発が１時間後に来る。もう１本は朝の8:55で、あとは日没後と夜行列車だった。
　駅で昼食をすませてから乗ればトリポリスまで50分、40分待てば反対列車で折り返すことができた。