住宅地の丘の上に置いてあるＤ61型。

　街はずれの丘の上の公園にＤ61が置いてあるというので見に行った。
　羽幌線で貨物列車を牽引していた蒸気機関車である。

留萌の朝

　留萌ではホテル・ノースアイという予約しておいたビジネスホテルで泊まった。前夜はホテル近くの寿司屋で地味な夕食を済ませた。
　翌朝は6時40分ごろにやって来る留萌線の上下列車を見るため早起きして、ひと気のない街を少しぶらぶら歩く。小樽まで走る予定だが、その前に留萌鉄道の起点だった恵比島駅へ行ってみることにした。

　朝食前のわずかな時間だったので街歩きをするゆとりもなかった。
　観光客とは縁のない留萌の街は、これ以上歩いてもカメラを向けたくなるような所はない。
　留萌の名誉のために言うと、２キロほど離れた広い国道沿いには全国チェーンの大規模店舗が何軒もある。

留萌駅と駅前通り。

　留萌駅のホームに出てみると、上り深川行きと離合した増毛行きの列車が発車待機中だった。
　6時50分発のこの列車が発車すると、次の増毛行きは5時間半後の12時14分まで列車がない。

増毛方向から到着する上り列車。

留萌で泊まったビジネスホテル。

留萌で15分停車して間もなく発車する増毛行き。

　留萌駅の増毛寄りの踏切で6時41分着の上り深川行きを待ち受ける。このあと増毛駅にも寄ったが、翌８月には留萌・増毛間の廃止が発表された、編集長ブログによる。
　その後の情報によればどうやら2016年の12月4日付で廃止になることが正式に決まったらしい。