趣きのある増毛の街歩き

　左側の家の玄関には海栄館とある、ここも旅館だったのだろうか。

　昭和７年築という老舗旅館、現在は経営者が変わって若者向けの旅人宿として営業中。

　留萌と違って増毛は観光の街である。鉄道とは関係なく訪れている観光客が目立つ。
　ニシン漁で賑わった時代の面影を残す旧家、その分家で今も盛業中の造り酒屋などの見どころがある。

日本最北の酒蔵、國稀酒造。

この家の玄関も旅館っぽい。

　駅付近でひと通りタウンウオッチを済ませたあと寿し忠という店へ入って昼食。当然ウニ丼である、2500円。
　12時半になったので増毛へ到着する列車を待ち受けるべくそそくさと駅へ引返した。

　増毛は高倉健主演の映画「駅」のロケ地で、1981年に公開された古い映画だが今も風待食堂をはじめロケ現場が観光資源になっている。当時の予告編の動画が見られる。

　國稀という銘柄の造り酒屋がある。明治15年創業でこの建物は同38年築である。なんでも日本最北の酒蔵らしい。
　すぐ近くに本間家という重要文化財の商家があるが、その酒造部門が独立したものだと聞いた。

この案内図を見て�G�E�Dと周ることにした。

石造りの倉庫だが現在は漬物屋である。

　駅前から続く増毛のメインストリートだが北海道らしく広々としている。

　元は雑貨屋だったが映画のロケで駅前食堂になった。今はロケ当時の看板を揚げたまま観光案内所になっている。