瞰望岩から遠軽の街並を眺める

　遠軽駅前のビジネスホテルで一泊した翌朝、食事前に周辺を散策することにした。ＪＲ遠軽駅は大通りの突き当たりの一段高い所に駅舎がある。なかなかいい雰囲気で駅舎百選に入っている。

遠軽駅に網走行の普通列車が停車中。

20分ばかり遅れて発車していった。

　公園の一角に保存されているＤ51型機関車、遠軽で昭和47年まで働いた後廃車になりここへ移された。

　駅裏の公園にある瞰望岩という岩山に登ってみることにした。麓からの高さ80メートルで頂上に上がると東屋が建っている。

　駅前ホテルへ戻って朝食、ふたたびマイクロバスで丸瀬布駅の先にあるいこいの森へ向かった。遠軽からいこいの森まで40分だった。

瞰望岩の頂上から遠軽駅と北東方向を眺める。

南東方向を眺める、市街地はかなり規模である。

　6時39分発の網走行き列車が発車した。２両編成だが１両は30分ほど先の生田原で切り離され通学列車となって遠軽へ戻って来る。

遠軽の象徴である瞰望岩。

瞰望岩のある公園へ行く途中の陸橋から駅構内を見る。

　瞰望岩はアイヌ語で見晴台を意味するインカルシと呼ばれていて遠軽（エンガル）の語源になったという。

　遠軽は行き止まり式のスイッチバック駅。地形的な理由ではなく、かつてはここで接続する名寄線がこの先へ直進していたが廃線になった。現在は石北線だけがここでスイッチバックして旭川と北見を結んでいる。

駅前大通りの正面にある遠軽駅。

駅から見下ろした大通り、地方都市の風格ある街路。