7日目（4月6日）　路面電車のある風景

　シャバット明けの日曜日の朝、セントラルステーション停留所へ行ってみた。月曜日に相当する週明けの朝で通勤通学客が多いが特に目立つのが軍服姿の兵士。
　彼らは週末を自宅で過ごしたあと兵営へ戻るらしい。剥き出しの小銃を肩から下げたまま平然と行きかう。これがイスラエルの日常的な光景である。

軍服姿が目立つ週末明けの朝のラッシュ時。

　エルサレムのホテルでは３泊したので、近くを走るトラムを何度か見に行くことができた。ただ２日目の朝はユダヤ教の安息日シャバットで電車もバスも運休だった。
　ツアー出発までの１時間ほどしか余裕がなく１区間でも乗ってみたかったが、頻繁にやってくるとはいえ体験乗車まではできなかった。

西ヨーロッパで見る光景とまったく同じ。

エルサレム一番の繁華街、そのシオン広場をかすめて走るトラム。

　この日はヤッフォ通りに面したスーク(市場)で少し自由時間があったのでメインストリートを通過するトラムを見る時間があった。

　停留所にあるトラムのチケット自販機。全区間均一で片道6.9シェケル、１シェケルは約30円だから200円である。他の物価も含めてほぼ日本と同じと考えていい。
　運賃表にいろいろ書いてあるのは回数券や定期券の値段（左列はそのシニアと学生割引）。
　

トラムのチケット自販機、バスとの共通扱いはしていないようだ。

大がかりなトラム専用高架からセントラルステーションに接近する。

　西エルサレムの郊外から新市街のヤッフォ通りを経由し旧市街の城壁をかすめて東エルサレムの郊外まで13.8キロの路線を走る。

車道と分離された専用レーンを走るトラム、５車体連接の電車が常時２ユニットで運行している。