第六日　11月26日

　当てにしていた鉄道が突然の運休とあっては何もすることがない。とり立てて見るほどの観光地もない町なので、ホテル近くの卸売市場へ行ってみた。

広益城と書かれた城門、これが市場とはとても思えない。

城門？の内側から外を見る。

　鶏西は大都市らしく泊まったのも大型ホテルだった。国土資源ビルという高層ビルの中にあってその名も国貿大厦(International Trade Hotel)という。
　随所で昔の国営ホテルを連想させる場面を見た。その一つがホテル内ホテルの存在。昔、日本の駐在員事務所がホテル内にあったが(おそらく今でも)こういう形でオフイスを構えていたのだろう。

中国の大都市らしくこの町もスモッグが濃い。

ホテルの前を職場へ急ぐ人たち。シャネラーもいる、本物と信じたい…。

　３〜６階では清湖賓館という韓国系ホテルが営業していて、カウンターも３階にある。

　照明を消しうすら寒いロビー。ホテルカウンターは正面のガラスで仕切った中にある。

ヨーロッパの大都市の市場のような内部、写真でしか見たことはないが。

一歩外に出れば、やっぱりここは中国。

朝食レストランもシンプルでシティホテルと思えない。

朝とはいえ廊下の照明が全部消えている。