1968年9月30日、部分廃止というのにこの騒ぎ

花束を贈呈する振り袖姿の幼女。

普段着姿のまま見送りに来た人たち。

子供たちによるセレモニーが始まる。

　明日からは列車が来なくなるという9月30日、浦川原駅のホームは18時20分発の上り最終列車を見送ろうと詰めかけた地元住民で埋まった。
　大袈裟なセレモニーはなかったが、中学生によるブラスバンド演奏と花束贈呈があった。

　最終列車が新黒井に到着する頃には突然降り出した雨が本降りになった。
　折返して百間町止まりとなる19時10分発の下り列車が本当の最終列車である。ここではセレモニーらしきものも見送る人の姿もほとんどなく発車した。

発車前のささやかなセレモニー。

新黒井駅で発車を待つ最終列車。

18時20分という早い時刻であるが、上り最終列車が浦川原駅を発車する。

詰所へ戻って、中央が石田主任、左から２人目が五十嵐機関士、右端が星野機関士。

最終列車を見送る人で埋まった浦川原駅ホーム。

村の名士による挨拶。