１ドルショップ、当然米ドルが通用する。

３日目　高原の村ブシャーレは中東のスイス

　ビブロス遺跡を見学したあと、バスはレバノン北部の山岳地帯に向かった。２時間弱で標高1500メートルのブシャーレという村に着いた。
　ホテル・シュバットという村一番のホテルだがウインターリゾートのようで部屋にはツインベッドの他に２段のスキーヤーズベッドがあった。　夕食は軽めにしたがビールは小ビンが4ドル、翌日に備えて購入したミネラルウオーターが1.5ℓで３ドルだった。米ドルは使えるが旧フランス領にも拘わらずユーロは通用しない。

　ガソリンの値段は28,000LL、高いと思ったら20リットル単位。リッター98円である。

　ホテルの手前にあった役所、村役場にしては立派過ぎる、郡役所か。

一段上の道を通ってホテルへ戻る。

　レバノンの通貨はレバノンポンド(LL)であるが街ではどこでも米ドルが通用する。1,600LLが1ドル相当。ドルで買い物をするとお釣りは現地通貨のレバノンポンドである。

大きな教会のあたりがブシャーレの村の真ん中のようだ。

右手前方に目をやると下に昨日バスで走ってきた道路が。

カディーシャ渓谷という深い谷の両側斜面に住宅が点在する。谷を挟んだ反対側にも村が広がっている。

　ホテル前の道路を少し歩くとに大きなキリスト教会が見えてきた、ここが村の中心らしい。

ホテルバーのようなレセプションカウンター。

右側には２段ベッドもある部屋。

一言でいえば雑居ビルだろうか階段下にはマリア像と噴水井戸。

ホテルへ戻る途中にあった小さなガソリンスタンド。28,000レバノンポンドとは驚いたが。

夕食につけたビールは250ccで４usドル。

参加者の一人がプレゼントしたドラえもん。

ホテル・シュバットの全景、誇らしげに屋根に星が3っつ。

　翌朝、外に出てみたら深い谷を挟んだ斜面に広がる村だった。スノーモービルがあるので雪も積もるようだがスキーリフトは見当たらなかった。

スイスシャーレ風ホテルなのか建築中のビル、ここは中東のスイス。

　ブシャーレはカディーシャ渓谷という深い谷の斜面にあるリゾート地で、標高が高いためレバノンより気温は10度も低く快適。
　ここから30分も上がった標高2000メートル付近にレバノン杉保護区の一つがあり、そこを訪れる観光客の拠点になっている。
　中東のスイスと言われるらしいが、まさにスイスのような光景が広がる気分のいい村だった。