今も元気に走る尾小屋の列車

　ＪＲ粟津駅西側にある県営小松公園、金沢営林署の施設だった所にできた総合運動公園。
　この公園の外周にそって約500メートルの線路が敷かれ、毎土日祝日に列車が２往復運転される。他に水曜日にも１往復。
　普段は気動車のキハ１の運行のみだが毎年５月と８月には在籍する４両すべてが動く。

発車前のＤＣ121の運転台にちょっと乗せてもらった、尾小屋で機関車に乗せてもらったことはない。

　訪れたのは８月の特別運転日で一日10往復が設定されていた。往路はＤＬを先頭に４両編成で、帰路はキハ１が客車２両を牽いて走り、ＤＬはその後から単機で戻る。
　午後は編成を変更し往路でキハが先頭につく。

午前中の往路はＤＣ121＋ホハフ3＋ホハフ8＋キハ1の４両フル編成で終点まで行き…

　帰路はキハ1がホハフ8＋ホハフ3を牽引して戻ってくる。その後から切離されたＤＣ121が単機で追いかけてくる。

　車両の保守管理と運行はポッポ汽車館と同じ尾小屋鉄道を守る会のメンバーによって支えられている。

児童会館前という本格的な駅名標の立つホーム。

警戒色の防護柵さえ気にしなければ50年前そのままの光景が見られる。

　県の施設だけあって車庫を兼ねた駅舎風の建屋は立派なものである。
　駅舎の続いて客車３両分のホームがある。

駅舎のような造りの車庫。