フォンドグラ駅からだらだら坂を200ｍほど上がったところに、700ｍｍゲージの乗場があった。こっちには駅舎などなく車掌が切符を売りに来る。写真では分からないがヘルメットにヘッドランプまでつけて一丁前に坑夫の格好をしている。料金は坑道見学を含めて4.5ユーロだった。

　この日の機関車は４号機、1895年製というクラウスだ。雰囲気は遊園地風でも機関車はバリバリの本物だ。この他にもう少し大きい1897年製のクラウスもあるらしい。車庫がどこにあるのか分からず見られなかった。

　乗車区間はわずか1キロ、トラン1900のロダンジュ線のすぐ上を並行して進む。着いたところが坑道の入口で坑内電車が待機している。
　気づかなかったが、ここにトラン1900線側へ鉱石を落とし込むホッパーがあった。あとでロダンジュまで往復したとき線路脇のホッパーを見て分かった。