いま機関庫前のヤードの横で車庫の建設が急ピッチで進められている。３線収容、長さ30メートルほどもある本格的なものだ。
　実用本位なら軽量鉄骨のパネル張りにしてしまうところだが、こだわりの羅須地人はそんなことはしない。なんと本格的な木造建築にしてしまったのだ。
　着工から６ヶ月、すでに内部のレール敷設も終わり本線からの引込線敷設のための地ならしが進められている。

すでに組み上がったポイントなどが置かれ、地ならしが進められている。

　ＲＡＳＳは何でも自分たちの手でやるのが原則。屋根組みだけはプロと重機の世話になったようだが、それ以外はほとんど自前だとか。

車庫への引込み線がすでにいい気分の姿になっている。

モーターカーも再生の日を待っている。

もうバラストも入っている。

側面に明かりとりの窓をつけなければ。

　現在側線や草むらの中でレストア待ちの車両やボイラーが雨ざらしになっている。
　過酷な条件下に置かれている彼女たちを一日も早く雨風や強い日差しから守ってやるために作業が続けられている。

どこから調達してきたのか本格的な重機もある。

自らショベル作業に精を出す角田代表。