三陸鉄道南リアス線で釜石へ

　列車が来なくなった盛駅であるがたたずまいは昔のまま。
　三陸鉄道の駅はその左隣のプレハブかと思うような簡素な駅舎だった。

アラビア語と英語と日本語によるメッセージ。

クウェートから贈られた2013年製の新車。

ＪＲ釜石駅の右手にある三陸鉄道釜石駅舎。

釜石線釜石駅。

唐丹駅で離合した盛行はレトロ車両を連結した２両編成だった。

　駅舎から三陸鉄道線ホームへ通じる陸橋はメッセージ類の展示スペース。椅子も置いてあってまるで近隣住民の交流会館。

14時40分、釜石駅へ到着。

どこかで途中下車したかったが本降りでは釜石まで直行するしかなかった。

　中東のクウェートが三陸鉄道に新車を1両プレゼントしてくれた。釜石まで乗った列車がその車両だった。側面にそのことを示すステッカーが貼ってある。もう少しまともなものを期待したが安っぽいシールだった。

三陸鉄道盛駅。

ＪＲのレールは途切れてしまったが昔のまま残っている盛駅。

盛駅三鉄ホームに入線する13時40分発の列車。

　予約しておいたホテルサンルートは駅から１キロほど離れた市街地の大町１丁目というところ。津波被害を受けたはずだが意外に街並は整っている。浸水した程度だったのか。

　一旦チェックインしたあと雨の中を外へ出てみる。少し東寄りへ歩くと空地が目立つ、木造家屋を軒並み撤去したのだろう。志津川や陸前高田のひどさを目にしているので大したことないように見えてしまうのが悲しい。

写真や寄せ書きがいっぱいの駅跨線橋。

壁新聞、さんてつ通信第22号。