セルフカント鉄道

　オランダ国境まであと数キロという地を走るメーターゲージの保存鉄道
両端とも他の鉄道には接続しないわずか5.5キロの短い区間を
夏の間の主に日曜日だけＢタンクロコの牽く列車が走る
そんな鉄道を見たくてドイツの西の端までレンタカーでやってきた

　ケルンの西にあるアーヘン(Aachen)という中都市から北へ向かうＤＢの列車で約20分、ガイレンキルヒェン(Geilenkirchen)という駅に着く。昔、この駅を起点に東西へ路線を伸ばす延長38キロメーターゲージの私鉄があった。
　その鉄道が廃止になったあと、ガイレンキルヒェンの町の西にあるギルラーツ(Gillrath)とシーアヴァルテンラーツ(Schierwaldenrath)の間5.5キロを復活させたのがセルフカント鉄道(Selfkantbahn)である。ここでも車両の維持管理と運行はボランティア会員の手に委ねられている。
　運転されるのは4月から10月までの日曜祝日と一部の土曜日で蒸機列車が４往復する。私たちが訪れた日はイースターで特別ダイヤが組まれ２列車で８往復運転された。
セルフカント鉄道公式ＨＰ