台湾鉄道めぐりの旅
花蓮で大歓迎を受ける

台東線の下り列車時刻表。

 花蓮の二日目は機関区長がタロコ渓谷へ案内してくれた。メモを見ると市長のジープを借りて出かけたことになっている。記憶では消防自動車に乗せられたような気もする。いずれにせよ日本では考えられないような待遇で、いい経験をさせてもらった。
 記念写真には小さな子供も写っている。機関区長は家族ぐるみで歓待してくれたようだ。それにしても人数が多い、2台の車で出かけたのだろうか。

 時刻表最上段は花蓮港駅で花蓮までの区間列車が平日のみ朝夕2回運転されている。
 左端の列車が夜行列車で0:05に花蓮を発車し、最下段の台東到着は5:41。
 列車本数は多く特快車が一日に3本、快車も3本あって区間列車もある。さらに貨物列車、砂糖キビ列車もある。

タロコ渓谷観光。橋の欄干は大理石。

 ほぼ一日かけて観光案内してもらい、2泊目は鉄路局の招待所で泊めてもらうことになった。当然夕食もご馳走になり、そのあと高砂族の民族村へ案内された。
 昼にたまたま出会った、京都が第二の故郷だという老人がその村の長老で、こちらが戸惑うほどの大歓迎を受けた、それも私達だけの貸切だった。
 40年以上たった今もこの夜のことは忘れられない。夢か幻かと思うほど不思議な体験だったが写真が残っているので事実だ。
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花蓮山胞文化村へ案内された。