岬の近くにはヘラクレスの洞穴というのもあって風光明媚な観光地。残念ながらこの日は小雨模様でがっかり。
　ヘラクレス洞穴の内側から見るとアフリカ大陸を左右逆にした形に見えるというが、ちょっとこじつけ過ぎだ。
　途中の道路沿いにはモロッコ国王の別邸やアラブの大富豪の別荘などが散在している。

モロッコにあるスペイン領の町セウタへ

　タンジェの旧市街を見学したあと地中海をのぞむスパルテ岬とヘラクレス洞穴へ。この岬が大西洋への出口にあたる。

ユーロ圏のスペイン領に、ここでも大型バスが待っていた。

セウタの半島が見えてきた。左手の小高い部分は半島の根元であるが見ている市街地はすべてセウタの領域。

10分ほどで市街の中心にあるホテルに到着。

　ホテル・セウタというセウタを代表する四つ星ホテルだった。スペインの本土と遜色ない近代的で格調高いホテル。同じ四つ星でも昨晩のジブラルタルより数段格上だった。

セウタ半島の一番狭い所にある立派なホテル。

モロッコのバスを降り徒歩で検問所を越える。

国境検問所のモロッコ側。

　タンジェの外れにあるスパルテの岬から海岸沿いを通らず山越えのルートを取ってセウタへ。走ること２時間、午後５時半にセウタとの国境に到着した。
　国境手前の海岸線に沿って有刺鉄線を巻きつけたフェンスが続いている。モロッコから半島のスペイン領まで泳いで渡ろうとする密航者を防いでいるのだろう。

小さな峠を越えてセウタへ向かう、ベルベル人の住居に違いない。

バスの車窓から。

アフリカ大陸を左右逆にした形に見えるというヘラクレス洞穴。

スパルテ岬に立つ1864年建築の灯台。

地中海から大西洋へ向かう豪華客船。

守衛所のようなモロッコ出国のパスポートコントロール。