地中海の海峡を隔ててジブラルタルの向かいにある小さな半島がスペインの飛び地セウタ。半島自体はジブラルタルと変わらないが領土が大陸側に喰い込んでいて面積は19平方キロ、人口も８万人と多い。
　15世紀にポルトガルが領有、その後スペインがポルトガルを併合、分離後もセウタはスペイン領として残った。1956年にモロッコが独立したあともスペインは手放さず、今もモロッコの返還請求に応じていない。
　アラブ風のモロッコからセウタに入るとそこはもうヨーロッパ。ジブラルタルより都会的な雰囲気のただよう街並みで「ヨーロッパのショーウインドウ」といわれているのも納得である。
　

ヨーロッパのショーウインドウといわれる西領セウタ

　モロッコの時間はスペイン時間より１時間遅い。セウタはスペイン本土と同じ時間を採用しているので、セウタへ一歩入ると時計を１時間進めなければならない。この日１日だけで時計の針を２回動かした。ちなみにジブラルタルはスペイン時間を採用していてイギリス本土とは時差が１時間ある。

これは半島側。

朝の通勤時、海岸通りは渋滞していた。

翌朝はゆっくり９時出発、朝食後ホテル近くの海岸を歩いてみた。半島付け根の大陸側を見たところ。

　ホテルへ戻ったら８時、バスを使ってゆっくり夕食会場へ。この日はビールが付いた。

冷静スープ。

ピンチョモルノという豚肉の串焼き。

翌日の朝食、またまた取りすぎた。

こんなところにプラトン。

ホテル前のメインストリート。

ホテルへ戻る時にはセウタ銀座入口のビルに照明が。

なぜかアリストテレス。

　海岸通りへ出てみたらなぜかこうした胸像が並んでいる。セウタにゆかりのある人物かと思ったらギリシャの哲学者たちだった。

　ここはスペイン、ホテルの食堂は午後８時半にならないとオープンしない。夕食まで時間があるので小雨だったが少し街を歩いてみることにした。
　半島の一番くびれた所にあるホテルから半島の方へ向かうと、お洒落な街並みが続きスペインそのものだった。

ここから斜め右へ続く道がセウタ銀座。