黒糖工場と焼酎工場を見学する

　黒糖工場の次は奄美大島酒造という大手の焼酎メーカーの工場見学。奄美観光では必ず立ち寄るところらしいが近代的な酒蔵である。あちこちで見かける清酒の醸造元とは全然雰囲気が違う。
　銘柄ごとの生産量はそれほど多くないようで最終工程のラベル貼りと箱詰めはまったくの手作業である。
　最後はお約束の試飲コーナーと直売所。皆さん乗せられていると承知しつつも、ついついお買い上げに。

一村寓居跡にあったバナナとその花。バナナの花を始めて見た。

田中一村は東京の人だが奄美に移り住んだ、その家はとんでもないあばら家だった。

　次に案内されたのは国道沿いの小さな黒糖製造直売の店。
　工場の前に積まれた竹竿のようなサトウキビから一貫生産している。台湾で目にした黒くて太いサトウキビとは全然違う。
　サトウキビを圧搾して抽出した液を平たい鍋で煮詰め、板状にして乾燥させる。ちょうど収穫時期でもあり、目の前ですべての行程が見られた。
　製糖工場というより観光客相手の家族経営の製造直売所だった。

　3日目は最初に田中一村という画家が暮らした家へ案内された。初耳の画家だったがその絵には見覚えがある。

焼酎工場があるのは龍郷町浦というあたり、工場前の干潟にマングローブの木があった。

煮詰めた黒糖を平らに広げて伸ばす。

乾燥したらカットして袋詰め、その場で手渡してくれる。